Innocent Smile~ずっと一緒に~
「言うつもり……なかったのに……」
「へ?!」
「我慢して、北京に行くつもりだったのに…」
「佐那子……」
「言っちゃったよ、本音。
でも……なんだか言えてスッキリした。だから、私も嬉しい。」
おとといからずっとあった、心のモヤモヤ。
それが霧が晴れるみたいに、すぅーっと消えていった。
本当は言いたかったんだ、私。
こんな風に、本音をぶつけてみたかったんだ。
「一緒にいさせてほしいなんて、ワガママだって思ってたのにね。」
「いいんじゃねぇの?
佐那子がワガママ言うのなんて、初めてだし。
俺はたまにはワガママ言う佐那子も……好きだよ。」
私は恭哉より8つも年上で、大人……
そんなことが邪魔をして、
ワガママだとわかってることは、言えなかった。
後先考えず、恭哉といたいって……言えなくさせてた。