Innocent Smile~ずっと一緒に~

「佐那子はね、見かけによらず不器用なところがあるんだよ。」

「……はい。」

「自分で思ってるほど強くないくせに、無理をする。」


お父さんが、恭哉から私に視線を移す。


「だから…お母さんは佐那子に結婚しなさいって、うるさく言ったんだ。」

「え?…」


お母さんを見ると、ウンウンと頷きながら今まで黙っていた口を開いた。


「佐那子はね、ずっと独身でもいいようなこと言ってたけど、
…やっぱりお母さんは心配だったの。
頑張りすぎて疲れきったとき、お互い労わり合えるように、
誰か佐那子の傍にいてくれたらいいなって、ずっとそう思ってたから……。」

「お母さん……ごめんね。」


お母さんが、目元の涙を指で拭う。


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