Innocent Smile~ずっと一緒に~

「三人で行ってらっしゃいよ。
私は…メールのチェックをしてから行くから。」


そう言ったけど、行く気はなかった。
この3人とランチなんて、余計疲れそうだし。


それに、本当に仕事も溜まっていた。
新人教育があると、自分の仕事がなかなか思うようにはかどらないのも事実。


「仕事……何かあるんなら手伝いますよ?」


今度は仕事中に見せた、真面目な表情に変わった彼を見て少し驚く。


何よ…。
仕事中じゃなくても、普段でもこんな顔できるんじゃない。


「大丈夫よ。いいから行ってきて。」


川原くんの背中をそっと押して、優子ちゃんたちのほうへ促した。

彼は苦笑いしながら、女の子二人を連れて出て行く。


さてと……

他の人もみんな出て行って、この部屋には私ひとりになって。

私はデスクの引き出しに入れてあったコンビニの袋を取り出す。


どうせゆっくりランチなんて取れないだろうと思って、
今朝買っておいたものだった。

――― 予想的中。

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