Innocent Smile~ずっと一緒に~
「どうして?」
「どうしてって……
佐那子さんにも頑張ってほしくて。宇田さんのこと。」
やっぱり優子ちゃんは、何か誤解しているよ。
甘かった…。全然誤解とけてないじゃん。
「聖二とは、ホントに何でもないんだって!
変な気をまわさなくていいよ。」
「またまたー。佐那子さん、照れちゃって!」
照れてない!!
全然、照れてなんていませんから!!
そう言おうと思ったのに、優子ちゃんは立ち上がって私の席から遠のいていく。
もしかして、みんな…ジコチューなの?
「初めまして。営業部の宇田といいます。
お目にかかるのは、初めてですね。」
「川原恭哉です。
そんな…かしこまらないで下さいよ、先輩。」
聖二と恭哉の挨拶を交わす声が聞こえた。
恭哉の言い方には少しトゲがある。
社長の子供だから敬遠された、と思ったからなのか……
何故だか理由はよくわからないけど。