Innocent Smile~ずっと一緒に~

「どうして?」

「どうしてって……
佐那子さんにも頑張ってほしくて。宇田さんのこと。」


やっぱり優子ちゃんは、何か誤解しているよ。

甘かった…。全然誤解とけてないじゃん。


「聖二とは、ホントに何でもないんだって!
変な気をまわさなくていいよ。」

「またまたー。佐那子さん、照れちゃって!」


照れてない!!

全然、照れてなんていませんから!!


そう言おうと思ったのに、優子ちゃんは立ち上がって私の席から遠のいていく。

もしかして、みんな…ジコチューなの?


「初めまして。営業部の宇田といいます。
お目にかかるのは、初めてですね。」

「川原恭哉です。
そんな…かしこまらないで下さいよ、先輩。」


聖二と恭哉の挨拶を交わす声が聞こえた。

恭哉の言い方には少しトゲがある。

社長の子供だから敬遠された、と思ったからなのか……
何故だか理由はよくわからないけど。


< 65 / 374 >

この作品をシェア

pagetop