Innocent Smile~ずっと一緒に~
「宇田先輩! 佐那子さんを口説かないでください!!」
「お言葉ですが、口説こうがどうしようが俺の勝手です。」
売り言葉に買い言葉…なのか、
悪ノリした聖二が、私の肩をグイっと掴んで引き寄せる。
「あぁー!! やめろって! 触るなよ!
手なんか出したら承知しねーぞっ!!」
呆れた顔をして、聖二が私の肩からすっと手を放した。
いやいや、酔っ払いすぎでしょ。
恭哉ってば、最後は敬語が消えてるし。
聖二だって、冗談でも変にケンカ売りすぎ!
「あのヤロー、惚れたな。」
「…へ?」
「佐那子のこと。」
「……何言い出すかと思ったら。」
「いや、あれはそうだ。イッチョ前にヤキモチなんか焼きやがって。」
「バカ言わないでよ。いくつ年が違うと思ってんのよ!」
「………だな!
佐那子に惚れるなんて、100年早ぇーよ。」
聖二は苦いものでも噛み潰したみたいに、しかめっ面をしてそんなことを言う。