Innocent Smile~ずっと一緒に~
次の日会社に行くと、昨日の仕事は全て片付いていた。
沙織先輩から話を聞くと、恭哉がかなり頑張ってこなしてくれたようだ。
とりあえず、ざっと目を通していると、私に1本の電話が入ってきた。
それは目の前が真っ暗になるような、ミス発覚の連絡の電話。
今日現場に搬入されるはずの展示物が、何故だか未だに搬入されていないとのことだった。
「はい、申し訳ありません。…承知しております。
……はい。……はい……すみません。
必ず、早急にお届けするように致しますので。」
電話を切ると、私の様子に気づいて沙織先輩が飛んできた。
「なんかトラブル?」
「……はい。」
バサバサと机の上の書類を探しながら、沙織先輩に状況を説明する。
「大丈夫です。…なんとかします。」
「そう?…佐那子がなんとかするって言って、
出来なかったことないもんね。」
沙織先輩は私を安心させるように、にっこり笑ってくれた。