Innocent Smile~ずっと一緒に~

後輩たちに細かい手配までやってもらったりするから……
どの段階でミスが起きたのかは、今はわからない。

まぁ、昨日早退して確認できなかった私が悪いんだけど。


さて、営業1課の課長にどう説明しようか……
あの課長は厳しい人だし、きっと、こってりと絞られるだろう。

気が重い。……会社に帰りたくないくらいだ。


昨日から体調も悪いのに、また悪化しそう。



「佐那子さん、なんとかなったんですか?」


オフィスに帰るなり、心配そうに恭哉に声をかけられた。


「うん。…なんとかね。」

「お疲れ様です。……さすがですね。」

「まだ、もう一つ残ってるのよ。」

「何ですか…?」

「担当の営業1課の課長に、お詫びに行かなきゃ。
これが一番気が重いわ。」

「あー、……松尾課長ですよね? あの人、口悪いからな…。」


何故だか、恭哉はその課長のことを知っているようだった。

普通の新入社員なら、関わりのない部署のことなんて知らないはずだけど。

社長の息子として、面識があるんだろうか?


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