Innocent Smile~ずっと一緒に~
「並木くんのことは高く評価していたし、
才色兼備だと思ってたんだがね。残念だよ。
君も所詮はあれか、顔だけの、“ただの美人”か。
その“女の武器”で、しでかしたミスも許してもらえるなんて思ってたら、大きな間違いだぞ!」
「…………」
「それにもう、女の武器だけで生きていけるほど、君は若くもない。」
これって……セクハラに入るのかな? 入るよね。
この後、私は解放してもらえたけど……
久し振りに、お腹の底から震えるほど腹が立った。
どうしてここまで言われなきゃいけないの。
しかも私は女の武器で仕事しようなんて、全然考えてないんだから。
バカにしないでよ!
あー、ムシャクシャする!!
自分のデスクに戻ると、気遣うように沙織先輩が声をかけてくれた。
私は愛想笑いを返して、気分を落ち着かせるため、すぐに席を立つ。
コーヒーでも飲もうと休憩コーナーへ足を運んだ。