Innocent Smile~ずっと一緒に~
「大丈夫だって…言っときましたけど。」
「…ありがと。」
「俺、卑怯だから……
佐那子さんと今日飲みに行くって言わなかったんです。
言ったら、あの人ついて来そうだし。」
「…そう。」
「宇田先輩が、人づてに聞いたとはいえ、
あんなに深刻そうな顔するなんて……あの課長、相当でした?」
「怒られるのはいいのよ。…私が悪いんだし。」
腹が立ったり悲しい原因は、きっとそれとは別だ。
ミス自体のことで怒られるなら、別にそこまであの課長に腹は立たないし、
申し訳なかったと素直に謝ろうと思える。
だけど……あんな言い方をされては、
それまでの私の仕事ぶりを、全否定されたような気がしたから……。
「佐那子さんのミスじゃないんでしょ?
佐那子さんは、あんなミスしませんよ。」
「私のミスよ。確認しなかったんだから。」
「……あ、すみません。
俺が…昨日のうちに気づいていれば……」
急に恭哉がショボンとした顔つきになる。