Innocent Smile~ずっと一緒に~
ずっと、引っかかっていた。
松尾課長に最後に言われたこと。
今気づいたけど……
そのことも胸につっかえていて、悲しかったんだと思う。
「私って……“女の武器”使ってるかな?」
「……そう言われたんですか?」
優しい声音が返ってくると、なんだか泣きたくなってくる。
仕事のことで、泣きたくなんてないのに。
「…うん。それに……
もうそれを使えるほど、若くないって……。」
「……マジ酷いな。」
テーブルの上にあった恭哉の手が、ギュッと拳をつくる。