Innocent Smile~ずっと一緒に~

「若くないのは…とりあえず認めるけどさ。
私は別に仕事で“女の武器”なんて、使ってるつもりは全くないのよ。
美人好きな男に取り入って、仕事をうまくやろうとかいう気は絶対ない。
だけど……そんな風に言われちゃうとね……」


そう見られてたのかと思うと、悲しくなってくる。

女の武器…要するにこの顔アリキで仕事してたって思われると、辛い。


仕事は、その仕事の頑張りで評価してほしいから。

男か女か、美人かブスかなんて、関係ないもん。


「あのバカな課長がわかってないだけですよ。
…他の人はみんな、わかってます。
佐那子さんがちゃんと仕事デキる人だって。」


お世辞でも、その言葉に慰められた。

心がじわじわと温かくなる。


仕事で必要以上に誉められたいとは思わないけど。

やっぱり一生懸命やって成果の上がったものは、
ささやかにでも、評価してもらいたいと思うもんだし…。


そんな風に、慰めてくれた恭哉の優しさが心に染みて、
やっぱり少し涙が目に滲んだ。


私はどうやら昔から、顔だけの女だと言われるのが一番嫌みたい。

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