Innocent Smile~ずっと一緒に~
「…好きなのね、その子が。」
「はい。とっても。」
恭哉はビールを近くのテーブルに置いて、笑顔で私を手招きする。
食器棚を背に立っていた私は、部屋の壁に寄りかかる恭哉のほうに歩み寄った。
その途端、腕をひかれて抱きしめられる。
「ちょ、ちょっと!」
ワケがわからず離れようとすると、今度はすかさず恭哉に唇を奪われた。
触れるだけの、優しいキス。
「まだわかりませんか?……俺が誰を好きか。」
「…え…」
私を抱きしめながら、恭哉が発する声は切ない。