シーソーゲーム
私は恥ずかしかった。それにやはりミズが憎く思えた。それはリョウがどんな形でも、ミズのために尽くしたことがうらやましかった。熱がすでにあったことっみずは気づいていた。私はあの時、額に当てたのを見られていた。しかも本体の意味を沿っての行動のあてつけだが。
ミズはいまだ険しい表情だった。しかし、その表情の裏側は、こんな状況でもリョウのことを心配していると思えた。
「でも、私…キスしようとしたのには間違いない。本当は欲しかった。リョウ君が。だから、あなたにどう思われようが、仕方がない。裏切り者だって、嘘つきて言われたって、私は構わない。だって…私…リョウ君のことが、好きなんだもん」
突然の告白。私は驚いた。口の渇きは相変わらずで、今日はどうも渇く見込みはない。
深々と時は流れ、だがその空間だけは止まっているように思われた。木々に囲まれた、よくある一風景空間に、私たちは特別の膜で隔絶された異空間にいた。
ミズの口調はだんだん重くなる。
「その気持ちだけは変わらない。あなたには悪いけど、ね。私、正直、仲介役を頼まれた時、私は困った。どうしようかと思った。でも、あなたの目は必死だった。本当に好きだと感じた。その時はいいと思った。あなたには勝てないと悟った。でも、私、その日、後で家に帰って考えた。私は好きだった。リョウ君のこと。勝てない戦でも、私はやろうと思った。だって…やっぱり好きなんだもん」
ミズは私の顔を見ようとしない。私もミズの顔を見ることができなかった。これまで話した時、これから話す時の顔が、どんな顔になるか、見たくはなかった。
ミズはいまだ険しい表情だった。しかし、その表情の裏側は、こんな状況でもリョウのことを心配していると思えた。
「でも、私…キスしようとしたのには間違いない。本当は欲しかった。リョウ君が。だから、あなたにどう思われようが、仕方がない。裏切り者だって、嘘つきて言われたって、私は構わない。だって…私…リョウ君のことが、好きなんだもん」
突然の告白。私は驚いた。口の渇きは相変わらずで、今日はどうも渇く見込みはない。
深々と時は流れ、だがその空間だけは止まっているように思われた。木々に囲まれた、よくある一風景空間に、私たちは特別の膜で隔絶された異空間にいた。
ミズの口調はだんだん重くなる。
「その気持ちだけは変わらない。あなたには悪いけど、ね。私、正直、仲介役を頼まれた時、私は困った。どうしようかと思った。でも、あなたの目は必死だった。本当に好きだと感じた。その時はいいと思った。あなたには勝てないと悟った。でも、私、その日、後で家に帰って考えた。私は好きだった。リョウ君のこと。勝てない戦でも、私はやろうと思った。だって…やっぱり好きなんだもん」
ミズは私の顔を見ようとしない。私もミズの顔を見ることができなかった。これまで話した時、これから話す時の顔が、どんな顔になるか、見たくはなかった。