シーソーゲーム
それよりもなぜ、私の目の前に宇宙人なんかがいるのだろうか。明らかに容姿は人間ではないか。私の想像では、タコのようなものが宇宙人だと思っていた。
「それじゃ…あなたは…」
「あなたの感じているとおり…」
とりあえずここまでの整理をしておこう。まず、彼女の名前は澁航であり、さらに宇宙から来た宇宙人でもある。そして私は彼女を招き入れた。私には覚えがないが。私のことも人間であり、みんなのために生きている。誰もがそうだと思うが。こんなアバウトな答え方が果たして許されるのであろうか。
これらをすべて上手く飲み込んだとしても、それは理解できているだろうか。今まで普通の生活をしてきて、普通の刺激ではなく、極端な刺激が私に襲いかかっている。その大きな差に私はついていけるだろうか。
それに私は思う。今ここで起こっているのは嘘であるかもしれない。いや、何でこんなことが起こるのか分からない。なぜこんなことが、私に降りかかってくるのか。世界中の誰もが体験しているとは思えない。きっと私だけなのだろうが、今時、こんな年頃にもなって、自分のことを宇宙人だと名乗る者はいない。確かに地球の外から見れば地球の人も宇宙人だろうが、それは一般的ではない。こんな頭がいかれた人はいないと思う。だが、この渋からは異様な気配を感じる。本当に宇宙人ではないかと思わせる。
しかし私は一つの案を思いついた。もし宇宙人で私の望みを叶えに来たのなら、私の質問を何でも答えてくれるということだ。私は一つ、試してみることにした。
「私の名前と生年月日と血液型と生まれたところと幼馴染の名前を、十五秒以内に言いなさい」
渋は躊躇せず、見事噛まずに言い切った。
「滝川梓1987年11月25日A型埼玉県川越市…瀬上涼…」
こんなこと、親でも分からない。まさか病院の住所まで言うなんて。でも確かに分かることは県と市と病院名だ。だがいずれもすべて合っている。どういうトリックなのか。しかし最近のこの情報で、幼馴染にミズキの名が挙がってもいいはずだ。だが挙がらなかった。
実は言うと、ミズキとは幼馴染ではない。小学校の頃転校してきたミズキはまた学校を離れ、中学校の頃に戻ってきた。つまり私の知る限りで転校は二回やっている。別段幼い頃から遊んでいたわけではない。
「それじゃ…あなたは…」
「あなたの感じているとおり…」
とりあえずここまでの整理をしておこう。まず、彼女の名前は澁航であり、さらに宇宙から来た宇宙人でもある。そして私は彼女を招き入れた。私には覚えがないが。私のことも人間であり、みんなのために生きている。誰もがそうだと思うが。こんなアバウトな答え方が果たして許されるのであろうか。
これらをすべて上手く飲み込んだとしても、それは理解できているだろうか。今まで普通の生活をしてきて、普通の刺激ではなく、極端な刺激が私に襲いかかっている。その大きな差に私はついていけるだろうか。
それに私は思う。今ここで起こっているのは嘘であるかもしれない。いや、何でこんなことが起こるのか分からない。なぜこんなことが、私に降りかかってくるのか。世界中の誰もが体験しているとは思えない。きっと私だけなのだろうが、今時、こんな年頃にもなって、自分のことを宇宙人だと名乗る者はいない。確かに地球の外から見れば地球の人も宇宙人だろうが、それは一般的ではない。こんな頭がいかれた人はいないと思う。だが、この渋からは異様な気配を感じる。本当に宇宙人ではないかと思わせる。
しかし私は一つの案を思いついた。もし宇宙人で私の望みを叶えに来たのなら、私の質問を何でも答えてくれるということだ。私は一つ、試してみることにした。
「私の名前と生年月日と血液型と生まれたところと幼馴染の名前を、十五秒以内に言いなさい」
渋は躊躇せず、見事噛まずに言い切った。
「滝川梓1987年11月25日A型埼玉県川越市…瀬上涼…」
こんなこと、親でも分からない。まさか病院の住所まで言うなんて。でも確かに分かることは県と市と病院名だ。だがいずれもすべて合っている。どういうトリックなのか。しかし最近のこの情報で、幼馴染にミズキの名が挙がってもいいはずだ。だが挙がらなかった。
実は言うと、ミズキとは幼馴染ではない。小学校の頃転校してきたミズキはまた学校を離れ、中学校の頃に戻ってきた。つまり私の知る限りで転校は二回やっている。別段幼い頃から遊んでいたわけではない。