シーソーゲーム
「消えるということ…」
私は頭に何か重い鈍器のようなものが落ちてきたような気がした。
消える?どういうこと?人間が消えるってどういうこと?
死ぬことはあっても、消えるということは知らない。
「私は…何を…すればいいの?どうすればいいの?」
「あなたは…あなたのしたいことをすればいい…それだけ…」
星のほこりのように舞い上がる私の一部は、天井に行き着く前に、雪のように溶けてなくなっていく。それをただ私は呆然と眺めていた。
しかし消えるとはどういうことか。渋は言った。体だけでなく、存在さえもなくなると。
ただ、ほんの漏らした一言の言葉。切なくて、この状況の理解がまだ乏しくて、なぜか無償に悲しくて、そうして出た言葉。
「私は…なんなの?」
するとさらに、渋の口からとんでもない言葉が吐き出された。それが渋には質問に聞こえたらしい。
「あなたは…神…」
度肝を抜かれた。胸に大きな銃口を向けられ、引き金を引かれ、大きな風穴を開けられた気分だった。風通しがよくなったようだが、気分は優れなかった。
確かに私が神であれば、渋の言う、私が世界の中心である、ということが何となく分かる。だがそれ以前に、私が神なぞというのは、信じられない。信じたくもない。つまり私が世界のトップであること。私はそう思わない。
だってそうでしょ。私はこの世界にいるたくさんの人の中のちっぽけな一人であるのだから。それにまだ高校二年生なんだよ。信じろというほうがおかしい。こんな若くて何もかもが未熟な私が神として崇められているわけはない。絶対ない。
自分が神であることを完全に否定したい私をよそに、私は消えていくのであった。
なぜ私はこうなっているの?なんで私が消えなくてはならないの?
私の腕はすでに消えていた。涙を拭こうとしても、手がないからまっすぐ床に落ちると思いきや、その涙も床に落ちる前に光の粒子となって消えていった。
「あなたは…幸せになれない…だから消える…」
私は頭に何か重い鈍器のようなものが落ちてきたような気がした。
消える?どういうこと?人間が消えるってどういうこと?
死ぬことはあっても、消えるということは知らない。
「私は…何を…すればいいの?どうすればいいの?」
「あなたは…あなたのしたいことをすればいい…それだけ…」
星のほこりのように舞い上がる私の一部は、天井に行き着く前に、雪のように溶けてなくなっていく。それをただ私は呆然と眺めていた。
しかし消えるとはどういうことか。渋は言った。体だけでなく、存在さえもなくなると。
ただ、ほんの漏らした一言の言葉。切なくて、この状況の理解がまだ乏しくて、なぜか無償に悲しくて、そうして出た言葉。
「私は…なんなの?」
するとさらに、渋の口からとんでもない言葉が吐き出された。それが渋には質問に聞こえたらしい。
「あなたは…神…」
度肝を抜かれた。胸に大きな銃口を向けられ、引き金を引かれ、大きな風穴を開けられた気分だった。風通しがよくなったようだが、気分は優れなかった。
確かに私が神であれば、渋の言う、私が世界の中心である、ということが何となく分かる。だがそれ以前に、私が神なぞというのは、信じられない。信じたくもない。つまり私が世界のトップであること。私はそう思わない。
だってそうでしょ。私はこの世界にいるたくさんの人の中のちっぽけな一人であるのだから。それにまだ高校二年生なんだよ。信じろというほうがおかしい。こんな若くて何もかもが未熟な私が神として崇められているわけはない。絶対ない。
自分が神であることを完全に否定したい私をよそに、私は消えていくのであった。
なぜ私はこうなっているの?なんで私が消えなくてはならないの?
私の腕はすでに消えていた。涙を拭こうとしても、手がないからまっすぐ床に落ちると思いきや、その涙も床に落ちる前に光の粒子となって消えていった。
「あなたは…幸せになれない…だから消える…」