シーソーゲーム
私の視界に入った白い粉雪が入ってきた。ちらちらと、光に反射されて、一つの星にも見えた。
「で、リョウ。何?」
リョウはまた言おうとしたが、言葉をつむんだ。
「…なんでもない」
私たちはもう帰ることにして、リョウは相変わらず暗かった。
「じゃあね」
「…ああ…じゃあな」
ドアを閉める音が住宅街に響き渡った。その音と共に、空から雪が一気に落ちてくるかと思うほど、それは大きく思えた。
まだかと思う。今日は私の誕生日。携帯が鳴るのを待った。もしかしたら二日連続のデートはありえる。それを待っていた。
去年も一昨年も、ファミレスに連れて行って、そこで私を祝ってくれた。
しかし今日はいつもより遅く、もう時計の針は午後に入ろうとしていた。
「遅いな…」
ぼやきながらも、確かな期待をしていた。リョウは来る。絶対来る。過信する思いが続くのだが、やがて時間が一日の終わりを訪れようとすると、机に向かって勉強しているフリをしているしかなかった。
もしかしたら、リョウは忘れているのか。
私から電話をかけることはできない。厚かましく思われる。ミズキからのメールもない。もし来ていたならば、ミズキにもメールを送って、リョウを引っ張り出そうという案を編み出した。だがそうすることもできずに、私は一日が終わるなぁと、外の星を数えていた。
なぜ今日はこんな仕打ちを受けねばならないのか。若い人の誕生日は楽しいはず。しかしそうではない。
机に突っ伏し、もう何もしたいとは思わなかった。何もしていないのに、ひどく疲れたような気がする。精神的に疲れた証なのだろうが、何だろう。この虚しい感じ。心が今にも砕けそうだ。疲れた。
きっとこうやって年末年始も一人なのかなと想像し、人生とはなんなのかなと、無理にでも哲学をして気を紛らわしていた。
だがその甲斐もむなしく、またいつもの私に戻ってしまった。
私の悪いところは気持ちの変動が激しく、暗くなった時はとことんマイナス思考だった。
「で、リョウ。何?」
リョウはまた言おうとしたが、言葉をつむんだ。
「…なんでもない」
私たちはもう帰ることにして、リョウは相変わらず暗かった。
「じゃあね」
「…ああ…じゃあな」
ドアを閉める音が住宅街に響き渡った。その音と共に、空から雪が一気に落ちてくるかと思うほど、それは大きく思えた。
まだかと思う。今日は私の誕生日。携帯が鳴るのを待った。もしかしたら二日連続のデートはありえる。それを待っていた。
去年も一昨年も、ファミレスに連れて行って、そこで私を祝ってくれた。
しかし今日はいつもより遅く、もう時計の針は午後に入ろうとしていた。
「遅いな…」
ぼやきながらも、確かな期待をしていた。リョウは来る。絶対来る。過信する思いが続くのだが、やがて時間が一日の終わりを訪れようとすると、机に向かって勉強しているフリをしているしかなかった。
もしかしたら、リョウは忘れているのか。
私から電話をかけることはできない。厚かましく思われる。ミズキからのメールもない。もし来ていたならば、ミズキにもメールを送って、リョウを引っ張り出そうという案を編み出した。だがそうすることもできずに、私は一日が終わるなぁと、外の星を数えていた。
なぜ今日はこんな仕打ちを受けねばならないのか。若い人の誕生日は楽しいはず。しかしそうではない。
机に突っ伏し、もう何もしたいとは思わなかった。何もしていないのに、ひどく疲れたような気がする。精神的に疲れた証なのだろうが、何だろう。この虚しい感じ。心が今にも砕けそうだ。疲れた。
きっとこうやって年末年始も一人なのかなと想像し、人生とはなんなのかなと、無理にでも哲学をして気を紛らわしていた。
だがその甲斐もむなしく、またいつもの私に戻ってしまった。
私の悪いところは気持ちの変動が激しく、暗くなった時はとことんマイナス思考だった。