blue moon
「行ってもいいん?」

青夜はかなり
テンションが上がった
ように見えた。


「みんな
乃亜の事を彼女と思ってるみたいやな」

「青夜が
"俺の女"って言ったからじゃないの?」

「ホンマやな」

二人で笑ったけど
照れかくしだった。


「付き合って下さい」
「はい」

そんなやり取りを
はずかしくて
今さらできなかった。

彼氏でもない。
彼女でもない。


"相思相愛"

この言葉は
アタシたちのために
あるような言葉だ。
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