blue moon
「えーっっ!!」

一人で
アタフタしてしまうが
考えているヒマはない。

急いで用意をすませ
連絡を待った。


キッチリ20分後

「用意できたか?
下までおりてきて」

とメールがきた。

しぶしぶ
家を出る用意をした。

玄関においてある
カガミを見ながら
化粧のノリをチェックした。

「ふぅ〜緊張する」

ついつい
もれてしまう。

他人が思うよりも
アタシの人見知りは
重傷だ。

知らない人が大勢いる席に行くなんて
この上ない緊張。

大勢の前で話さなくてはいけない仕事なんか
絶対にできないだろう。

アタシは
ドキドキしながら
マンションの下に
おりて行った。
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