17歳─恋のはじまり─
「あ?」

「さっきの風、瑛司からの返事だったのかなって」

「何オカルトみたいなこと言ってんだよ。…でも、まぁ案外近くに居たりしてな」

「佐々木くんの後ろとか?」

「は、やめろよ。そういうの」


…佐々木くんて、
まさかこういうの苦手なのかな…

そう思ったら
あたしから笑みが零れた。


「じゃぁ、また来るね」


最後にお墓に向かって
挨拶をして、

あたし達はその場から離れた。


次も嬉しい報告が出来るように
あたしは進んでくー…


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