愛してもいいですか
「か、神永!こいつよ、こいつ!昨日のナンパ男!」
「あぁ、やっぱりですか……なんとなく、想像つきます」
「いやだなぁ、ナンパ男だなんて。可愛い女性に声をかけるのは当たり前じゃないですか」
昨日のことを悪びれる様子もなく、その男はあははと笑う。
全く反省してない……それどころか、開き直り!?そもそもなんでこの男がここに!?
ぐるぐると頭をめぐらせる私に、隣で神永が呆れたように口を開く。
「日向。まずは社長にきちんとご挨拶を」
「あっ、はい。本日付けで、神永さんに代わり宝井架代社長の秘書に就任いたしました。秘書課の日向和紗です。よろしくお願いします!」
「は……!?」
つまりこの男が、私の新しい秘書……?
なんて、そんなの……認められるわけないでしょ!?
「却下!!!」
「えぇ!?」
出会ってわずか数秒で即却下する私に、その男・日向はわけがわからないと言ったように驚く。