いきば〜禁断の蕾〜(完結
一瞬空気が変わる。

少し恐怖を覚える蕾

だが神宮家の命令は絶対である

「うっうん、解った」

恐る恐るタメ口に直す蕾

「うん。良かったぁ」

同時に再び可愛らしく笑う尚都の顔付が、先程のが幻覚だったかの様に錯覚させる。

「お車の用意出来ました」

イキナリ若い男の人が玄関に入って来た。

「行こう蕾」

手を引っ張る尚都

「あっうん」

引かれるがまま外に出る。
相変わらず大きな車だ。


当たり前だが、その車で幼稚園へ向かった。

こんな車で行くのだから目立つだろうなぁ

なんて考えていた蕾

幼稚園前まで来てその考えが間違っていた事に気付いた。

みんな大きな車で来ている。

こんな所、普通車で来たほうが確実に目立つだろう。

この幼稚園で、やって行けるのだろうか

不安になる蕾

「着きました」

扉を開ける運転手のお兄さん

「ありがとう」

蕾は、お礼を言って車を降りた。

続いて尚都と初騎が車を降りる

尚都は、降りるなり蕾の手を掴み

「緊張してるの?」

蕾の顔を覗き込んだ

蕾の不安に気付いたのだろう。

「少し」

蕾は苦笑しながら尚都を見た。
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