いきば〜禁断の蕾〜(完結
何かする前は、必ず笑顔だという事



絶対部屋に入った途端にまた性格を変えるんだろうなぁ


蕾は、恐々と並んで歩く尚都の顔を見上げる


いつもの顔


そして蕾の目線に気づき

「ん?」

と笑顔で優しく問いかけて来る


本当に演技が上手いと思った


「何でも無いよ」

蕾は、直ぐに目線を離した

彼の本性など、すでに見きっている。

だが、尚都の部屋へ行かない訳には行かない

自分が行かなければ
尚都の部屋は汚れるし

それを理由に沙紀に虐められ兼ねない



はぁ



蕾は、ため息を付いた

案の定

尚都の部屋に入った途端ベットに押し倒しされる蕾

「あっあの掃除」

慌てて抵抗する蕾に

「嘘付きには、お仕置きが必要だな」

声を低く、蕾の耳元で囁くと
尚都は直ぐ様自分のそれで蕾の口を塞ぐ


涙を流す蕾を見ても


手は止めない



可哀想なんて思わ無い



嘘を着いた君が悪い




僕を好きにならない君が悪い












尚都の行為は30分もすれば終わったが



蕾の心はズタボロだった



何も言わず部屋から出て行く尚都に何も言え無かった
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