いきば〜禁断の蕾〜(完結
幼稚園らしからぬ設備が設置されている。

食堂には昼前なので、まだ誰も居なかった。

音楽室からは、素敵な歌声や楽器の音色が流れている。

蕾は中を見ようと扉に手をかけたが、秀哉に止められた。

どうやら中で園児が練習をしているらしい。

それを聞いた蕾は、更に見たくなったが
後が怖いため辞めておいた。

コンピュータ室では、頭の良さそうな子と先生が何やら難しそうな事を話していた。

これも邪魔になりそうなので扉を閉め寝室に向かった。

寝室には優しそうな先生にあやされ、数人の子供が寝息を立てていた。

まだ昼休みではないが、途中でグズった子を寝かせているのだろう

蕾は静かに扉を閉めた。


次は図書室に向かう。

図書室の扉を開け中に入る

暗いな、誰もいなのかな?

と蕾が思った

その時

「誰だ」

イキナリ聞こえて来た声にそちらを見た。

棚と棚との間に誰か座っている

近づくと

「あれ、初騎様?」

蕾は、彼の名前を呼んだ
目線の先には、初騎が居たのだ

「お前、電気も付けずに何してんだぁ」

秀哉は驚いた様に聞いた。

「暗い方が落ち着く」

初騎は、本を読みながら軽く此方に目を向けた。
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