いきば〜禁断の蕾〜(完結
「私は仲良くしたいけどね」

蕾は、言うとチラッとだけ尚都を見て部屋から出た。



「今更、兄さんと仲良くなんて出来ないだろ」



蕾の居なくなった部屋で一人呟く尚都

何しろ兄弟で同じ
しかも、自分達と片方であっても

血が繋がっている人を好きになってしまったんだ


蕾が僕達の前に現れた

あの日

あの瞬間

兄さんと仲良なれる可能性は限り無く『ゼロ』になった。


僕は、兄さんと仲良くなんて出来ない。


それに

蕾に酷い事をした。


今日ハッキリ拒否されて


心が氷ついた気がした。



僕は甘えていた。


僕の弱さに気づき、我慢してくれている彼女の優しさに。



あんな風に抱いたって


幾ら犯したって


体は手にしても



蕾の心は、いつも兄さんの物で


始めはそれでも良いと思った。


だけどやっぱり



満足出来なくて。



それでも辞められ無くて




僕は、蕾を傷つける事しか出来ないんだ

尚都は、いつの間にか伝っていた涙を拭き頭を抱えた。












蕾は、尚都の部屋を出てから直ぐに自分の部屋に戻った

慌て着替えると玄関に向かう
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