いきば〜禁断の蕾〜(完結
初騎君、大丈夫かな

蕾は、最後に車から見た初騎の姿を思い出し
心配になる。



早く会いたい…




階段を駆け降り

慌て靴を履き

玄関を飛び出した



その時



「歩いて行く気?」

自分の後ろから聞こえた声に驚き振り向く


尚都が立っていた。

「仕方ないでしょ」

言って、前を向き歩き出そうとする蕾

尚都は、ハァーとため息を付き

「日が暮ちゃうよ。
ちょと待ってて車回すから」

『仕方ないなぁ』と言う風に駆け出す尚都

直ぐに車を回してくれた

蕾は驚いて尚都を見る

「今まで酷い事したお詫び」

苦しい笑顔を浮かべる尚都

「ありがとう」

蕾は、驚いた顔を笑顔に変える

「僕、多分アイツの居る所知ってるから」

言うと車に乗り込む尚都

蕾も続いて車に乗り込む

「急いでくれ」

尚都は、運転手に言う

「はい」

運転手は、返事をして車を発進させた。

「別に、初騎と仲良くしょうと思った訳じゃ無いから」

うつ向いて呟く尚都

「うん」

蕾も小さく頷く

「ただ蕾とは仲良くしたい」

尚都は、切迫詰まったような顔を蕾に向けた。

「うん」

蕾は小さく微笑む
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