いきば〜禁断の蕾〜(完結
「もう何もしないから、嫌いにならないで」

尚都は、涙を浮かべ蕾を見上げた

「嫌いになったりしないよ」

蕾は、優しく言うと
尚都を抱き締めた。


本当は、いつも初騎が羨ましいかった。


僕のお兄さんで


兄弟で




本当は仲良くしたいと思ってた。



でもお母様が許してくれ無くて…



何だかんだ言って




いつも初騎の回りには人が集まった。






初騎はいつも誰かに心配してもらっていた。




でも、僕の回りには裏の思いがある人しか集まらない。






誰も僕の事なんか考えてくれない




僕は孤独だった。






いつしか、その気持は初騎への嫌悪感に変わっていた…





だから

蕾は、自分の物にしたかった。



初騎に渡したく無かった…



「ごめん、ごめん」

尚都は、必死に蕾に泣きながら謝る。

蕾は、黙って尚都を抱き締めた。

いつの間にか、蕾は尚都の居場所になっていたのだ。












少しづつ

尚都が落ち着いて来た頃

目的地に着いた。

「ここだよ」

尚都に言われ
降りる蕾

誰かの家の前
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