いきば〜禁断の蕾〜(完結
この事から
蕾は女子に嫌われてるのだった。


「ねぇ、蕾さんて男子に色目使うよね」

「はしたないですわ」

「自分の事を可愛いとか思ってるのかしら」

「成り上がりのくせに」

女子達は、わざと蕾に聞こえる様に大きな声で話している

もちろん蕾の耳にも届いていた

だが蕾にしたら何の事か全く分からな

秀哉と初騎としか話した事無いのになぁ

蕾は、少し考える

心当たりも無いし分からない

女子に嫌がられる事でもしただろうか

聞くにも

はっきり自分に対して言っている訳じゃ無いから聞き難いし

困っていると

「どうした?」

不意に話し掛けて来たのは珍しく初騎

「え?うん…
何でも無いよ」

蕾は、慌て笑顔を作り首を振る

(私、男子に色目使ってるかな?)

など本人に聞く訳に行かない

「あっそ」

初騎は、短く言うと部屋の隅に行き本を読み出した

初騎が部屋に来るなんて珍しい

蕾は、何となく立ち上がり初騎の元に行くと
隣に腰を下ろした

「何でそんな端で見るの?
暗いから目悪くなるよ」

蕾は、言いながら初騎の本を覗き込んだ

また横文字の本
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