完璧上司は激甘主義!?
「は―……。麻帆、俺が未希に嫌われてもずっと友達でいてくれよな」

例え、目の前でこんなにも斗真が落ち込んでいたとしても。

哀愁漂わせ、ビールをちびちびと飲む斗真の姿にさっきから胸は痛んで仕方ない。

「あ―……えっと、さ。斗真どうなの?この前は未希に告白するって言っていたけど……」

あれから少し時間が経ったけど、未希も何も言ってこないってことは告白していないんだろうな。
そう分かっていても話題が見つからず、取り敢えず聞いてみると斗真からは意外な言葉が返ってきた。

「したよ」

「……は?」

え……今、なんて言った?

今度は逆に私の方が目を見開いてしまった。
そんな私に斗真は相変わらず哀愁漂わせながら言った。

「だから未希に告白したっつーの。……だからこうやって麻帆に未希の様子を聞きにきたんじゃんか」

「嘘……本当に?」

本当に斗真は未希に告白しちゃったの?未希、何も言っていなかったのに――……。

直接本人から聞いているというのに、いまだに信じられず放心状態の私。
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