完璧上司は激甘主義!?
次の日の火曜日。
サロンでの研修も今日を含め残り四日となった。

今日は永井さんについて、夕方から予定されている挙式の手伝いをすることになっている。

「先週渡した資料、ちゃんと頭に入っている?」

「はい!」

時間もチャペルや披露宴会場のレイアウトも頭に入れてきた。
今日は平日だけれど、キャンペーン指定日ということもあって、一日に三組もの挙式が予定されている。
それはつまり、今日は一日半端なく忙しいということ。

「じゃあ大丈夫かな?今日はきっと研修の中で一番忙しい一日になると思うけど、よろしくね」

「こちらこそよろしくお願いします!」

気合いも充分だ。
だって初めてだから。こうやってスタッフとして参加できるのは。
準備は大変だろうけど、それ以上に目の前で挙式を見られるのが何より楽しみで仕方なかった。


「新さん、まずは座席表のネームの確認をしてもらっていい?それが終わったら引き出物をお願い」

「はい分かりました!」

一組目の披露宴が終了すると同時に、すぐに次のお客様の披露宴の準備に取り掛かる。
招待客は百名ほど。
披露宴会場は三ルーム用意されており、人数に合わせて大きさやまた雰囲気が違う。
今回は一組目と二組目のお客様が同じ披露宴会場を選択され、スタッフ総出で慌ただしく準備に追われていた。
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