完璧上司は激甘主義!?
ダメだな、私。
どうしてこんなにも涙脆いのだろうか。
ハンカチでそっと涙を拭っていると、隣に人の気配を感じた。
「新さんって意外と涙脆いのね」
その声にハンカチを目元に当てたまま視線を上げると、そこに立っていたのは永井さんだった。
「すみません」
怒られちゃうかな。
スタッフとして参加しているのに、泣いているなんて。
「どうして謝るの?涙脆いってすごく私は素敵なことだと思うけど」
「――え?」
怒られると思っていたのに、永井さんから返ってきた言葉は意外なものだった。
永井さんは前を見据えたまま小声で話を続ける。
「それって感情が豊かな証拠でしょ?私はそんな人にウエディングプランを考えて欲しいわ」
「永井さん……」
手紙の朗読が終わり、花束贈呈へと移る。
「サロンに勤めて六年になると色々な新入社員の子を見てこれたわけよ。中には全く感動もせずに淡々と仕事をこなす子もいたわ。私はそんな人にはこの幸せいっぱいの結婚式のプランなんて考えて欲しくないな」
会場は一気に拍手の音に包まれる。
ステージへと視線を送ると、新郎新婦から花束を受け取った両親の目には、涙が浮かんでいた。
どうしてこんなにも涙脆いのだろうか。
ハンカチでそっと涙を拭っていると、隣に人の気配を感じた。
「新さんって意外と涙脆いのね」
その声にハンカチを目元に当てたまま視線を上げると、そこに立っていたのは永井さんだった。
「すみません」
怒られちゃうかな。
スタッフとして参加しているのに、泣いているなんて。
「どうして謝るの?涙脆いってすごく私は素敵なことだと思うけど」
「――え?」
怒られると思っていたのに、永井さんから返ってきた言葉は意外なものだった。
永井さんは前を見据えたまま小声で話を続ける。
「それって感情が豊かな証拠でしょ?私はそんな人にウエディングプランを考えて欲しいわ」
「永井さん……」
手紙の朗読が終わり、花束贈呈へと移る。
「サロンに勤めて六年になると色々な新入社員の子を見てこれたわけよ。中には全く感動もせずに淡々と仕事をこなす子もいたわ。私はそんな人にはこの幸せいっぱいの結婚式のプランなんて考えて欲しくないな」
会場は一気に拍手の音に包まれる。
ステージへと視線を送ると、新郎新婦から花束を受け取った両親の目には、涙が浮かんでいた。