完璧上司は激甘主義!?
「麻帆……取り敢えず今日は帰ろう。……同じ部署だし、それとなく調べておくから」
「……うん」
未希の手は温かくて、そして優しくて。
自然と涙が込み上げてきてしまった。
だけどこんなところで泣くわけにはいかない。
せっかく未希がこうやって慰めてくれているんだから――……。
だけど帰り際、「今度ゆっくり話聞くよ」の未希の言葉に、我慢していたはずの涙はあっさりと溢れてしまった。
色々なことがショックだった。
ショーコさんという存在の恋人がいるはずなのに、永井さんと会っていたこと。
もしかしたら南課長は、そういうことはあまり気にしない人なのかもしれないこと。
そして思い知らされる。
南課長が私の家に抜き打ちチェックに来ることは、なんの気持ちも持っていなかったんだって――……。
本当にただ、私のズボラさに見ていられなくて、なんだよ。
きっとそれだけのことなんだ――……。
* * *
「あ~美味しかったね!あそこのカフェ!」
「うん、また今度来ようね」
カフェを後にし、上機嫌の二人に相槌を打つ。
朝は仕事に行きたくなくて、ついたばかりの有給を使ってしまおうかとさえ思った。
だけどそれをしなかったのは、見計らったように未希が励ましのメールを送ってくれたから。
「……うん」
未希の手は温かくて、そして優しくて。
自然と涙が込み上げてきてしまった。
だけどこんなところで泣くわけにはいかない。
せっかく未希がこうやって慰めてくれているんだから――……。
だけど帰り際、「今度ゆっくり話聞くよ」の未希の言葉に、我慢していたはずの涙はあっさりと溢れてしまった。
色々なことがショックだった。
ショーコさんという存在の恋人がいるはずなのに、永井さんと会っていたこと。
もしかしたら南課長は、そういうことはあまり気にしない人なのかもしれないこと。
そして思い知らされる。
南課長が私の家に抜き打ちチェックに来ることは、なんの気持ちも持っていなかったんだって――……。
本当にただ、私のズボラさに見ていられなくて、なんだよ。
きっとそれだけのことなんだ――……。
* * *
「あ~美味しかったね!あそこのカフェ!」
「うん、また今度来ようね」
カフェを後にし、上機嫌の二人に相槌を打つ。
朝は仕事に行きたくなくて、ついたばかりの有給を使ってしまおうかとさえ思った。
だけどそれをしなかったのは、見計らったように未希が励ましのメールを送ってくれたから。