完璧上司は激甘主義!?
いつかこの気持ちが報われる日がきてくれるといいな。
そう願っていたんだけど、な。
再会してまだ一年も経っていないというのに、私は失恋してしまったんだ。
彼の口から“ショーコさん”の存在を聞いた時には、失恋しちゃっていたんだよ――。

痛む胸を押さえながら、ゆっくりとふたりの後を追い掛けるように会社へと戻っていった。



それから南課長のいない会社で、無心で仕事に打ち込んだ。
来週には顔を合わせてしまうのだから。
それまでには南課長と会っても、今まで通り接っしられるように気持ちの整理をつけておかないと。

それと今度抜き打ちチェックに来たら、絶対に言うんだ。

「もう南課長の力を借りなくても、大丈夫です」って――……。

私のことなんて一切眼中にないのなら、気に掛けないで欲しいから。
ましてや大切な彼女がいる人なのだから。



――金曜日。

「っつーわけで!俺、よく研修頑張っったってことでかんぱーい!!」

ひとり盛り上がる斗真を見つつ、未希と顔を見合わせては苦笑いしてしまう。

花の金曜日。
やっと斗真のサロンでの研修も終わり、飲みたいと言い出した斗真の招集を受け、私のマンションに集まっていた。
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