完璧上司は激甘主義!?
分からない答えに、すがる気持ちでふたりに問い掛けてみると、すぐにふたりから答えが返ってきた。

「迷惑なわけないじゃない!!」

「そうだよ!好きだって言われて嬉しくない男なんていねぇよ!」

声を荒げるふたりに驚き数回瞬きをすれば、斗真は力説してきた。

「しかも直属の部下だぞ!迷惑なんかじゃねぇよ!……それにきっと南課長ならちゃんと答えてくれるよ、麻帆の気持ちに」

斗真……。

「そうだよ。南課長って仕事に対しては容赦ないけど、優しさも兼ね揃えている人なんでしょ?……ならきっと麻帆が傷つくようなこと、絶対に言ったりしないよ」

未希……。

「……うん」

そうだよ。南課長はそんな人だ。
彼女がいるのに、私のズボラな一面を知ってしまい、引くどころか掃除のノウハウを教えてくれた。
たまに抜き打ちチェックに来てくれる優しい人。
決してやましいことをしたりしない誠実な人。

そんな南課長だからこそ、好きになったんだ。

「未希、斗真ありがとうね。……私、南課長に自分の気持ち伝えたい」

結果は分かっているけれど、気持ちを伝えないまま終わりになんてしたくない。
終わりにするなら、スッキリして終わりたい。

< 208 / 410 >

この作品をシェア

pagetop