完璧上司は激甘主義!?
そうは言っても、部長が上司である以上、NOと言うことは出来ない。
所詮俺もこの会社にとっては雇われの身。
縦社会で生きている以上、上に立たなければ自分にとって理想の環境を作ることなど出来ないことは、重々承知している。
だから仕事には人一倍努力をしている。
常に上を目指したいと思っている。
部下達がより良い環境で仕事に打ち込める職場を作ること。
それが今の俺にとって最終的な目標のひとつでもあるのだから。

「さて、話すか」


部長に言われたならすぐに新入社員達に話さなくては。
ミーティングルームが使用されていないことを確認し、新達四人を呼びつけた。




「え……!俺達が企画書をですか!?」

変に緊張した新達を呼びつけ、先ほど部長に言われたことを話すと真っ先に反応をしたのは、唯一の男性社員である安田だった。

「あぁ。サロンでの研修で得たものがあっただろう?是非それを生かした企画を上げてみてほしい」

反応は様々だった。
田村と中村はいきなり言われて、困惑したようにふたりで顔を見合わせ、安田は嬉しそうに堂々とガッツポーズをしている。
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