完璧上司は激甘主義!?
南課長は接客中だし、いち部下である私と斗真のやり取りになんて、全く興味がないかもしれないけど……。
だけど大切なのは、そんなことじゃない。
万が一にでも南課長の目に、私と斗真が“仲が良い”って思われてしまっていないかってこと。
その可能性が残っている以上、気にせずにはいられない。

「バカ麻帆め。俺を騙したバチが当たったんだよ」

人の気も知らないで呑気にバカにしてくる斗真に、殺意さえ芽生えてくる。
キッと睨みつけると、さすがの斗真も一瞬怯んだ。


「ごめーん!一階のトイレすっごい混んでて遅くなっちゃった!……ところで、この雰囲気どうしたの?」

未希が戻ってきた時には、私と斗真の間には微妙な空気に覆われていた。




「それは斗真が悪いよ!」

「でしょ!?」

あれから微妙な雰囲気のまま、三人で近くのカフェへとやってきた。
そこで早速先ほどの一連の話をすると、未希はすぐさま斗真を責めた。
案の定、未希に言われ斗真はすっかりショボンとしちゃっている。
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