完璧上司は激甘主義!?
それならはっきりと断ればよかったわけなんだけど……どうもそれを許してもらえなかった雰囲気というか、大高さんの笑顔を前にNOとは言えなかった。

「僕の仕事はお客様にドレスを提案するのが仕事なので、新さんの仕事内容に興味がありまして。……ご迷惑だったでしょうか?」

「いっ、いいえ!とんでもない!!……ただその、大高さんの希望に添えるようなお話ではないように思えるのですが……それでもいいのでしょうか?」

目の前に座る大高さんは、また目尻に皺を作って微笑んだ。

「もちろんですよ。僕はただ、うちのドレスを気に入って下さった新さんだったら、どんな企画を考えるのか気になっただけなんです」

うっ……!
サラッと言われたけれど、それは返ってある意味プレッシャーを与えられたような気がするのは、私だけだろうか……?

「是非お聞かせ下さい」

でも、ドレスを着せてもらってこうやってハーブティーまでご馳走になっちゃったわけだし……。
それに私の企画なんてまだまだの状態。
むしろ妄想の世界でしかないし。それでもいいなら……。

そう思い、今の自分の中に浮かんでいる理想のプランを話し出した。
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