完璧上司は激甘主義!?
「……と言いましても、デザイナーの知り合いがいるわけでも、コネがあるわけでもないので、完全に企画倒れなんですけどね」

えへへと笑ってしまうと、なぜか大高さんは不思議そうに首を傾げた。

「どうして企画書にしてあげないのですか?」

「……え?いや、だってそんなあてもないのに上げても仕方ないですし……」

「それは上げてみないと分からないのではないですか?」

言葉を失ってしまった。

「僕はとても素敵な企画だと思いますよ。今はそういうことができる式場ってなかなかないですし、需要はあると思います。……きっと僕と同じように感じる上司の方もいらっしゃるのではないですか?」

その言葉に、すぐに頭に浮かんだのはやっぱり南課長だった。
南課長だったら、大高さんのように感じてくれるかもしれない。

「その顔ですと、思い当たる方がいらっしゃるのですね」

「……えっ!?」

すぐに我に返り大高さんを見ると、異様にニコニコしながら私を見つめていた。

「いや、その……っ!」

別に大高さんは私の気持ちなど知っているわけではないし、大高さんにしてみれば私が誰を想像しようが、関係のない話だと分かってはいるものの、そう言われてすぐに南課長を思い描いてしまった自分が恥ずかしかった。

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