完璧上司は激甘主義!?
「南さん……ですよね?想い人は」
「……っ!」
耳元を押さえ、すぐさま大高さんから離れたものの、これではもろに「その通りです」と言っているようなもの。
それに気づいたのは、確信したように大高さんが大きく頷いてからだった。
「やはりそうでしたか。……あの日からなんとなく気になっていました。僕がジンクスの話をした途端にドレスをご試着頂けたので、もしかしたら……と」
鋭い。
その言葉しか浮かばなかった。
でもそれだけ私の気持ちは、態度に出てしまっていたのかもしれない。
なぜか直感的に大高さんには嘘はつけないと思ってしまった。
「……そこまで感づかれてしまっては降参です。……大高さんの言う通りです。でもひとつ付け足すと私は南課長にとっくに振られています」
自分で言うのも可笑しいな、と思うと乾いた笑いが出てしまった。
けれどなぜか大高さんは驚き、信じられないと言わんばかりな表情を見せる。
「まさか。僕はてっきりおふたりはそういう仲なのかとばかり」
「それこそまさかですよー。……南課長にはちゃんと素晴らしい恋人がいるんです。それこそ私なんて足元にも及ばないほどの人が」
「……っ!」
耳元を押さえ、すぐさま大高さんから離れたものの、これではもろに「その通りです」と言っているようなもの。
それに気づいたのは、確信したように大高さんが大きく頷いてからだった。
「やはりそうでしたか。……あの日からなんとなく気になっていました。僕がジンクスの話をした途端にドレスをご試着頂けたので、もしかしたら……と」
鋭い。
その言葉しか浮かばなかった。
でもそれだけ私の気持ちは、態度に出てしまっていたのかもしれない。
なぜか直感的に大高さんには嘘はつけないと思ってしまった。
「……そこまで感づかれてしまっては降参です。……大高さんの言う通りです。でもひとつ付け足すと私は南課長にとっくに振られています」
自分で言うのも可笑しいな、と思うと乾いた笑いが出てしまった。
けれどなぜか大高さんは驚き、信じられないと言わんばかりな表情を見せる。
「まさか。僕はてっきりおふたりはそういう仲なのかとばかり」
「それこそまさかですよー。……南課長にはちゃんと素晴らしい恋人がいるんです。それこそ私なんて足元にも及ばないほどの人が」