完璧上司は激甘主義!?
「神様からのご褒美……か」
例えそうだとしても、微妙なご褒美かもしれない。なんて神様に言ったらバチが当たってしまうだろうか。
自分の夢が叶うかもしれないのだから、喜んでいいのかもしれないけれど……。自分の実力ではない。それがネックになっている。
それになんか、色々と信じられないことばかりだし。
大高さんが私のことを想ってくれていたことも、もしかしたら南課長は、少しだけ……。少しだけでも私のことを想ってくれているかもしれないことも。
そして、賭けのことも――。
「で、高畑ミミってどんな人だった!?やっぱ綺麗な人なのか!?」
突然身を乗り出して、興味津々で聞いてきた斗真に我に返る。
「残念!それはいくら斗真や未希だって、教えることはできませーん!」
「っだよケチ!」
「ケチでけっこう」
フン!と鼻息を鳴らし、ビールを一気に流し込む。
そうだ。
こればかりは例え斗真や未希だろうと、話すことはできない。
大高さんの正体を知っているのは、今のところ私と部長と南課長。そして対応した受付の社員のみだ。
例えそうだとしても、微妙なご褒美かもしれない。なんて神様に言ったらバチが当たってしまうだろうか。
自分の夢が叶うかもしれないのだから、喜んでいいのかもしれないけれど……。自分の実力ではない。それがネックになっている。
それになんか、色々と信じられないことばかりだし。
大高さんが私のことを想ってくれていたことも、もしかしたら南課長は、少しだけ……。少しだけでも私のことを想ってくれているかもしれないことも。
そして、賭けのことも――。
「で、高畑ミミってどんな人だった!?やっぱ綺麗な人なのか!?」
突然身を乗り出して、興味津々で聞いてきた斗真に我に返る。
「残念!それはいくら斗真や未希だって、教えることはできませーん!」
「っだよケチ!」
「ケチでけっこう」
フン!と鼻息を鳴らし、ビールを一気に流し込む。
そうだ。
こればかりは例え斗真や未希だろうと、話すことはできない。
大高さんの正体を知っているのは、今のところ私と部長と南課長。そして対応した受付の社員のみだ。