完璧上司は激甘主義!?
その言葉に涙が溢れそうになってしまった。
だってこれ以上嬉しい言葉なんてないよ――……。

「私、今回の企画の件で正直、どうして新さんが!?って思ったの。……でも南課長の言う通りさ、新さんだって悩んだでしょ?私があんな態度取ったから余計に」

「ううん!それは当たり前だよ。……私だって中村さんの立場だったら、きっと同じことを思っていたと思うから」

「新さん……」

そうだよ。絶対に同じことを考えていたよ、きっと。

「でもね、私ずっと夢だったの。その夢がいま叶おうとしている。確かに偶然だったし、運が良かったのかもしれない。……それでも私の考えた企画で沢山のお客様に喜んでもらえるなら、頑張りたい。……ううん、そうなるよう頑張るから」

だからふたりにも頑張ってほしい、なんて言ったら調子に乗り過ぎって言われちゃうかな。
でも本当にそう思うの。ふたりにも頑張ってもらいたい。
だって私達、まだまだこれからでしょ?これから沢山仕事していかなくちゃいけないのだから。

でも私の気持ちはちゃんとふたりに伝わったようだ。

「私達も頑張らないとね」

「だね」

そう言って顔を見合わせては笑うふたりに、ホッと胸を撫で下ろした。
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