完璧上司は激甘主義!?
「すみませんでした!!」
午後の穏やかなオフィスに、突如聞こえてきた大きな声に、きっとブライダル企画課の社員全員の視線がそこへと向けられた。
書類をファイリングしていた私も、当然咄嗟に見てしまった。
「あっ……」
思わず漏れてしまった声。
それもそのはず。
さっき謝ったのは、いまだに頭を深く下げ続けているのは同期の田村さんで、その頭を下げ続けている相手が南課長だったのだから。
仕事に対しては自分にも他人にも厳しい南課長。
そんな南課長は、どんなに小さなミスにも笑って許してはくれない。
頭ごなしに怒鳴られるならまだしも、決まって冷ややかな軽蔑したような視線を向けてくるものだから、よくみんなは南課長に呼ばれると、「生きた心地がしない」と言っている。
まだまだ新人の私達にはそれほど大きな仕事を与えられておらず、南課長に先輩達が言うような視線を向けられたことはないけれど、遠巻きにみていても“生きた心地がしない”という意味が、身をもって理解できていた。
だけどまさかその視線が、同期仲間である田村さんに向けられているのだから、驚きを隠せず、事の行き先が気になって仕方ない。
午後の穏やかなオフィスに、突如聞こえてきた大きな声に、きっとブライダル企画課の社員全員の視線がそこへと向けられた。
書類をファイリングしていた私も、当然咄嗟に見てしまった。
「あっ……」
思わず漏れてしまった声。
それもそのはず。
さっき謝ったのは、いまだに頭を深く下げ続けているのは同期の田村さんで、その頭を下げ続けている相手が南課長だったのだから。
仕事に対しては自分にも他人にも厳しい南課長。
そんな南課長は、どんなに小さなミスにも笑って許してはくれない。
頭ごなしに怒鳴られるならまだしも、決まって冷ややかな軽蔑したような視線を向けてくるものだから、よくみんなは南課長に呼ばれると、「生きた心地がしない」と言っている。
まだまだ新人の私達にはそれほど大きな仕事を与えられておらず、南課長に先輩達が言うような視線を向けられたことはないけれど、遠巻きにみていても“生きた心地がしない”という意味が、身をもって理解できていた。
だけどまさかその視線が、同期仲間である田村さんに向けられているのだから、驚きを隠せず、事の行き先が気になって仕方ない。