完璧上司は激甘主義!?
だって永井さんと付き合っているのは、南課長のはずだよね?
永井咲子さん……でしょ?
南課長の恋人の名前も“ショーコさん”のはず。
それにふたりで街を歩いていたし。
「本当だって。ほら、あそこ見てよ」
田村さんが笑いながら指差す方向を言われるがまま見ると、確かにそこにいたのは手を繋ぎ歩く永井さんと、私を“天使ちゃん”と呼んだ営業の速見さんの姿だった。
「嘘……」
本当なの?
永井さんが結婚する相手は、速見さんなの……?
じゃあ南課長は?まさか二股だった、とか?
信じられなくて頭の中はパニック状態。
そんな中、ふと以前速見さんに貰った名刺の存在を思い出した。
急いで鞄の中を探ると、奥の方から少しだけ折れてしまった速見さんの名刺を見つける。
「ちょっと新さん、どうしたの?」
私の行動にふたりは困惑している様子。
「ごめん、食事はまた今度でもいい!?お疲れ様!」
「――えっ!?ちょっと新さん!?」
一方的に別れを告げ、名刺を握りしめたままふたりの後を追う。
だけど沢山の人で溢れている歩道には、ふたりの姿を捉えることが出来ない。
「どこ行っちゃったんだろう」
探しながらもポケットからスマホを取り出し、名刺に書かれていた速見さんの携帯番号に電話を掛ける。
永井咲子さん……でしょ?
南課長の恋人の名前も“ショーコさん”のはず。
それにふたりで街を歩いていたし。
「本当だって。ほら、あそこ見てよ」
田村さんが笑いながら指差す方向を言われるがまま見ると、確かにそこにいたのは手を繋ぎ歩く永井さんと、私を“天使ちゃん”と呼んだ営業の速見さんの姿だった。
「嘘……」
本当なの?
永井さんが結婚する相手は、速見さんなの……?
じゃあ南課長は?まさか二股だった、とか?
信じられなくて頭の中はパニック状態。
そんな中、ふと以前速見さんに貰った名刺の存在を思い出した。
急いで鞄の中を探ると、奥の方から少しだけ折れてしまった速見さんの名刺を見つける。
「ちょっと新さん、どうしたの?」
私の行動にふたりは困惑している様子。
「ごめん、食事はまた今度でもいい!?お疲れ様!」
「――えっ!?ちょっと新さん!?」
一方的に別れを告げ、名刺を握りしめたままふたりの後を追う。
だけど沢山の人で溢れている歩道には、ふたりの姿を捉えることが出来ない。
「どこ行っちゃったんだろう」
探しながらもポケットからスマホを取り出し、名刺に書かれていた速見さんの携帯番号に電話を掛ける。