完璧上司は激甘主義!?
たった数分、もしかしたら数秒しか経っていないのかもしれない。
だけど私にはとても長く感じられてしまって、マイナスな考えばかりが頭に浮かんでいた。
早くなにか言って欲しい。
でも怖くて聞きたくない。そんな矛盾する考えが巡っていた時。
「……ごめん」
たった一言なのに、私の気持ち全てを否定された気持ちになってしまった。
でも当たり前な言葉だよ。
南課長には一度、振られているのだから。
それを分かったうえでまた気持ちを伝えたんだ。……だから早く言わなくちゃ。
南課長を困らせないよう、「気にしないで下さい」って笑いながら言わなくちゃ。
そう頭では分かっているのに、言葉が出てこない。
感情がうまくコントロール出来ないよ――……。
下を向いたままギュッと瞼を閉じた瞬間、急に腕を引かれ温かいぬくもりに包まれてしまった。
「――え?」
そのぬくもりは間違いなく南課長のもの。
気付けば南課長はしっかりと私の背中に腕を回し、苦しいほど抱きしめていた。
「南……課長?」
どうしよう。頭がついていかない。
だって南課長、「ごめん」って言ったよね?
それってまた振られたってことでしょ?
なのにどうして私、南課長に抱きしめられているの?
だけど私にはとても長く感じられてしまって、マイナスな考えばかりが頭に浮かんでいた。
早くなにか言って欲しい。
でも怖くて聞きたくない。そんな矛盾する考えが巡っていた時。
「……ごめん」
たった一言なのに、私の気持ち全てを否定された気持ちになってしまった。
でも当たり前な言葉だよ。
南課長には一度、振られているのだから。
それを分かったうえでまた気持ちを伝えたんだ。……だから早く言わなくちゃ。
南課長を困らせないよう、「気にしないで下さい」って笑いながら言わなくちゃ。
そう頭では分かっているのに、言葉が出てこない。
感情がうまくコントロール出来ないよ――……。
下を向いたままギュッと瞼を閉じた瞬間、急に腕を引かれ温かいぬくもりに包まれてしまった。
「――え?」
そのぬくもりは間違いなく南課長のもの。
気付けば南課長はしっかりと私の背中に腕を回し、苦しいほど抱きしめていた。
「南……課長?」
どうしよう。頭がついていかない。
だって南課長、「ごめん」って言ったよね?
それってまた振られたってことでしょ?
なのにどうして私、南課長に抱きしめられているの?