完璧上司は激甘主義!?
「はい決定!俺、今から出かけてくるからまたあとで連絡するから」

いつの間にか斗真とランチに行くことが決定されており、用件だけを言うと先輩に呼ばれた斗真はすぐにオフィスを出て行ってしまった。

「最悪……」

今日は誰かとランチって気分じゃなかったんだけどな。
でも斗真から誘ってくるのも珍しいし、未希のことでなにか話があるのかもしれない。

「それなら仕方ない、か」

頭の中を仕事モードに切り替え、起動したパソコンと向き合い始めた。




「えぇっ!?未希に告白するっ!?」

「バカッ!声でけぇから!!」

近くの定食屋で真正面に座りながら、斗真は大きな声を出してしまった私の口を、身を乗り出し慌てて塞いできた。
おかげさまで、満席の店内中から一瞬視線を集めてしまった。

「っとに相変わらずなんだから」

「ごめん……」

口を押さえられていた手はすぐに解かれ、呆れながら深く椅子に腰かける斗真にポツリと謝罪の言葉を漏らす。
< 90 / 410 >

この作品をシェア

pagetop