私は彼に愛されているらしい
予感、的中です。

「ベッドの中で愛し合う時は、みちるって呼んでるんだけどね。」

慣れた手付きで髪を避けるとアカツキくんは唇を首筋に落として不適に笑った。

おかげで私の体温は一気に上昇する。

これは、ヤバイ!

「あ、あか…。」

「寂しい思いをさせた分は責任取らないと。」

「ちょ、待って!」

何度も繰り返される刺激に私の体はその度跳ね上がった。

「みちる。」

もう、腰が砕けそうだ。なんてズルいの竹内アカツキ。

「やった。獲物が自分から飛び込んできた。」

聞き捨てならないセリフももうどうでもよくなってしまったなんて言えない。

「みちるは俺にどうして欲しい?」

もうこれ以上何も言わせないで。

私は精一杯の気持ちを振り絞ってアカツキくんの首に手を回し引き寄せた。

長く深い、熱のこもったキスを自分からするハメになるなんて悔し過ぎる。

意地悪な企みが成功したなんて笑うアカツキくんに抗議したいけど、彼の体も熱くなってることに気が付いたから許してあげよう。

「みちる。」

名前を呼んで。

「みちる。」

もっと呼んで。

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