大っ嫌いなアイツに恋をした。




「人の女にベタベタしてんじゃねぇよ!」



そう、宮村とあたしの間に割って入ってきたのは橘。



「は?ベタベタって、別に何もしてねぇだろ」



「してたろ!お前も和樹と喋りながらニヤけやがって!」



橘はあたしに顔を向けると、睨みつけるようにして見てきた。


「ニヤけながらって…それアンタのことでしょ!!女の子に囲まれて楽しくしてたくせに!」



「へぇ、妬いてんだなお前。なら、素直に言えよ〜ったく〜」



「はっ!?ちがっ……」



あたしと宮村に妬いてたのは橘でしょ!


全く、調子いいんだから…




ふと、橘が持っているカバンに目をやるとあたしはビックリしてしまった。



あのクマのキーホルダー……



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