誘惑~初めての男は彼氏の父~
「どういう事情があるにせよ、別の女の子を家に連れ込んだのは事実だ。理恵ちゃんがこんなことを知ったらどう思うんだ?」
「・・・理恵には後から説明しておく。理恵はきっと分かってくれる」
私はすぐそばにいて、何もかも見聞きしている。
佑典の安心の根拠は不明だけど・・・。
自分が陰でしていることを棚に上げて・・・、と批判されるかもしれないけれど、私はやはり心穏かではいられない。
どうして・・・よりにもよって内村さんを?
「いずれにしても、その子をうちに泊めることは認めない。お帰り願いなさい」
和仁さんは内村さんを家に入れることを拒んだ。
「無理だよ。家は大学の近くだし」
内村さんはF女子大(私たちの大学に近接)からそう遠くない地区の、地主階級のお嬢さんらしい。
つまり金持ち。
「そんな大学の近くに住んでいる子を、なんでこんな遠方まで連れて来たんだ。途中で送り届けてくればよかったじゃないか」
「彼女、自宅の鍵を忘れたんだ」
「鍵がない? だったら止むを得ないから、玄関のチャイムを鳴らせばいいだけだろう。ご家族の誰かを起こして開けてもらえば」
「ご両親と同居してるんだけど、夫婦で海外旅行中で不在なんだ」
「・・・理恵には後から説明しておく。理恵はきっと分かってくれる」
私はすぐそばにいて、何もかも見聞きしている。
佑典の安心の根拠は不明だけど・・・。
自分が陰でしていることを棚に上げて・・・、と批判されるかもしれないけれど、私はやはり心穏かではいられない。
どうして・・・よりにもよって内村さんを?
「いずれにしても、その子をうちに泊めることは認めない。お帰り願いなさい」
和仁さんは内村さんを家に入れることを拒んだ。
「無理だよ。家は大学の近くだし」
内村さんはF女子大(私たちの大学に近接)からそう遠くない地区の、地主階級のお嬢さんらしい。
つまり金持ち。
「そんな大学の近くに住んでいる子を、なんでこんな遠方まで連れて来たんだ。途中で送り届けてくればよかったじゃないか」
「彼女、自宅の鍵を忘れたんだ」
「鍵がない? だったら止むを得ないから、玄関のチャイムを鳴らせばいいだけだろう。ご家族の誰かを起こして開けてもらえば」
「ご両親と同居してるんだけど、夫婦で海外旅行中で不在なんだ」