誘惑~初めての男は彼氏の父~
「こんなこともあったっけな・・・。佑典がまだ子供の頃、後部座席に乗せて運転していたんだけど、ちょうど雨上がりの虹が綺麗で、車を停めて路肩で撮影を始めたんだ」
「虹をですか」
「結構長い間見えていたので、ひたすら撮り続けた。消えてから車に戻ったら、後部座席で佑典がグッタリしていた」
「えっ」
「車のエアコン入れ忘れていたのと、雨上がりに気温急上昇していて・・・。大変なことになるところだった」
「熱中症だったのでしょうか」
「今で言う熱中症だね。慌てて病院に担ぎ込んだら、医者にこってり叱られた」
「・・・当たり前じゃないですか」
「こんな感じで僕は、撮りたいと思うものが目の前に現れたら、夢中になって周りが見えなくなるんだ」
そう告白して、少しはにかみながらカメラをいじる和仁さんの表情は無邪気で。
「社会性がない」と評していた息子の佑典の言葉を思い起こしながらも、そんな横顔を可愛いとさえ感じてしまった。
「虹をですか」
「結構長い間見えていたので、ひたすら撮り続けた。消えてから車に戻ったら、後部座席で佑典がグッタリしていた」
「えっ」
「車のエアコン入れ忘れていたのと、雨上がりに気温急上昇していて・・・。大変なことになるところだった」
「熱中症だったのでしょうか」
「今で言う熱中症だね。慌てて病院に担ぎ込んだら、医者にこってり叱られた」
「・・・当たり前じゃないですか」
「こんな感じで僕は、撮りたいと思うものが目の前に現れたら、夢中になって周りが見えなくなるんだ」
そう告白して、少しはにかみながらカメラをいじる和仁さんの表情は無邪気で。
「社会性がない」と評していた息子の佑典の言葉を思い起こしながらも、そんな横顔を可愛いとさえ感じてしまった。