私の彼氏はおデブさん
* * *
玉川君とのデートは、お互い一回家に帰って私服に着替えてから映画を観に行くことになった。
だから放課後、いつものように下駄箱で靴に履き替えようとしていると、後ろから急に話し掛けられて振り向く。
「良かったじゃん、誤解解けて」
「藤崎君。あ、その件はご心配おかけしました……」
「べつ、心配してないし。ところで、昨日の玉川からの告白どうすんの?」
私の隣に立って靴を履きながら、藤崎君は愛想悪く質問してくる。
(あれ?昨日までは優しかったんだけど……また怖い藤崎君に戻ってる……)
「断るつもり……けど、今日デートする」
「はあ?何、デートって!」
「え?何で怒って……」
怒った顔の藤崎君が近寄ってくると、私は両肩をビクッと揺らしながら後ずさる。
と……藤崎君が何かに気づいたかのように、私の足元を見ながら言った。
「おい何か落とした……って何これ」
藤崎君が拾ったのは、相沢さんからジャージのポケットに無理やり入れられたラブホの割引券。
「ああああ……これは……!!」
(しまった!ジャージのポケットからカバンに直してたんだ!)
玉川君とのデートは、お互い一回家に帰って私服に着替えてから映画を観に行くことになった。
だから放課後、いつものように下駄箱で靴に履き替えようとしていると、後ろから急に話し掛けられて振り向く。
「良かったじゃん、誤解解けて」
「藤崎君。あ、その件はご心配おかけしました……」
「べつ、心配してないし。ところで、昨日の玉川からの告白どうすんの?」
私の隣に立って靴を履きながら、藤崎君は愛想悪く質問してくる。
(あれ?昨日までは優しかったんだけど……また怖い藤崎君に戻ってる……)
「断るつもり……けど、今日デートする」
「はあ?何、デートって!」
「え?何で怒って……」
怒った顔の藤崎君が近寄ってくると、私は両肩をビクッと揺らしながら後ずさる。
と……藤崎君が何かに気づいたかのように、私の足元を見ながら言った。
「おい何か落とした……って何これ」
藤崎君が拾ったのは、相沢さんからジャージのポケットに無理やり入れられたラブホの割引券。
「ああああ……これは……!!」
(しまった!ジャージのポケットからカバンに直してたんだ!)