レンタルな関係。-続々編-(仮)
「ねぇ、流川」
「ん?」
「今日の麻紀ね、ちょっと変なんだ」
「いつも変だろ、あいつは」
「いや、うん、そうなんだけど。何かね、祐二くんとの関係に悩んでるみたいでね」
大浴場での麻紀との会話を伝えると、
「まあ、当人たちの問題だからな。何とも言えねぇけど」
「でも、別れてほしくないよ、私。麻紀だって、ホントはそう思ってるはずだもん。
てか祐二くんが悪いんだよ、カワイイ女の人とか見るとすぐにテンション上がっちゃうしさ」
「基本的にそうだろ、男は」
「へ?」
「態度に出るか出ないかだけで。ま、あの彼氏の場合は異常に出過ぎてるけどな」
「……」
「女に弱いのは男の性だ」
「……流川も?」
「ん?」
「そんなカッコイイ顔してクールに決めながらも……、実はニヤニヤしてるの? 心の中では? ね、ね、そうなの? どうなの?」
流川の腕を解いて、向き直った私。
「ねぇ、どうなの?」
「……」
「流川もカワイイ子見ると妄想するの!?」
「なんだ、妄想って」
「わ、私より、あの女の方がイイなぁとか思ったりしてるの?」
「あのなぁ、」
「なんかヤダ……そういうの」
うつむいてシュン…とした私のほっぺは、
「いっ、いでででっ…」
流川の両手でむにっと引っ張られた。